19年前の2月。
1997年2月は、神戸連続児童殺傷事件の最初の犯行起こった日だそうです。
“酒鬼薔薇聖斗”名乗った少年が起こした事件。
http://ja.m.wikipedia.org/w/index.php?title=神戸連続児童殺傷事件&mobileaction=view_normal_site
当時の自分は小学校1年生。
それでもこの事件は印象に残っている。
当時は事件の詳細は詳しく知らなかったけど、
なんとなく見たニュースや親の会話で恐ろしいことが起こったと思ったことはを覚えている。
それから何年かして、
中学生になって、
何故か気になって関連本を何冊か読んだ。
不謹慎かもしれないけど、小学校低学年だった頃の自分に衝撃を与えた事件は他になかったので、興味を持っていた。
でも、
事件を解説した本や、
酒鬼薔薇聖斗の両親が書いた手記を読んでも、
気分が悪くなるだけだった。
そして去年発売された本人の手記も読んだことを後悔したし、その後本人がホームページを開設したことには怒りを覚えた。
自分が高校生の頃、
銀杏BOYZというバンドがCDを出した。
元GOING STEADYのメンバーが中心に結成されたバンド。
けっこう流行っていて、夏フェスでは何万人も集めていたと思う。
パンクバンドで、過激なライブや過激な曲が多いバンド。
銀杏BOYZにはSKOOL KILLという曲がある。
SKOOL KILLとは、
酒鬼薔薇聖斗が書いた犯行声明文に書いてあった言葉。
自分が行った銀杏BOYZはライブでこの曲を演奏する時に、このようなMCを挟んでから演奏をしていた。
「この中に酒鬼薔薇聖斗くんはいますか?
いたら手を挙げてください!
誰も見てねえから!
皆さん、人を殺したいと思ったことがありますか?
僕はあります!
僕も人を殺したいと思ったことがあります!
でも僕は殺しませんでした。
なぜなら大好き音楽があるから!
大好きな人がいるから!
この国から殺人が消えてなくなるまで、僕はこの曲を歌い続けます。」
はっきりと言った内容そのままは覚えていないけれど、このようなことを言っていた。
犯罪をネタに曲を作るのは不謹慎とか、
過激なだけとか、批判する人もいる。
しかし、もしかしたら銀杏BOYZが居たから人を殺さなかった人もいるかもしれない。
銀杏BOYZの音楽やライブに救われた人もいるかもしれない。
それは音楽に関わらず、大好きな何かがあったり、信じられる人や信じられる何かがある人は、決して人を殺さないのではと思う。
人を殺してしまうような人間にはならないのではと思う。
犯罪者を肯定は決していない
でも、語弊があるかもしれないけど、恐ろしい犯罪を犯すほど心が壊れた、救いようのない貧しい心を持ってしまった、酒鬼薔薇聖斗には同情はします。
以前何かの記事で、
「子どもに何で人を殺しちゃいけないの?」と聞かれたら、
親はどのように答えたらいいのかという記事をみました。
こう答えるのがベストかはわからないですが、
記事には「子どもにそう聞かれたら、誰か殺したい人がいるの?と尋ねる」ということも書いてありました。
大好きな何かと、
信じられる何かと同じくらい、
話を聴いてくれる人の存在も大切ではと感じます。
ちなみに、銀杏BOYZはバンドでしたが、一昨年にメンバー脱退が相次ぎ、ボーカル1人になっている。
それについても、色々と考えてしまう。
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