我が家ではテレビにサウンドバーとサブウーファーを接続している。音楽を趣味としている自分としては、テレビの小さいスピーカーでは満足いかないからだ。
高級なスピーカーと比べると微妙な音質や音圧かもしれないが、値段の割にはなかなかに良い音を鳴らしてくれる。一軒家が近くに建ち並ぶ住宅地では爆音を鳴らせるわけでもないので、充分すぎる性能だ。自分は気にいっている。
だが2歳児がいる家庭の場合、迂闊には設置できないスピーカーだったかもしれない。ウーファーの穴にミニカーを突っ込まれて気づいた。

小さな子どもにとっては、ウーファーの穴は未知との遭遇だし興味深いのだろう。もう少し子どもの気持ちになって考えて設置するべきだった。反省である。息子はお気に入りのミニカー1台を突っ込んでしまって、しかもそれが取れなくなって、自業自得ではあるがブチギレていた。
子どもの気持ちを考えることは怠ってしまった父だが、大人の知性で考えることはできる。大人ならばミニカーを救出することだって可能だ。任せておけ。家にある備品だけでなんとかできる。
まずは突っ張り棒を用意した。

我が家では鍵がかけられない引き戸の間に入れて、引き戸を息子に開けさせて親の目の届かない場所への脱出を防ぐために使っている。普段の息子にとっては自由を奪う忌まわしき棒だ。

その棒の先端に両面テープを貼り付ける。Amazonで購入した、超強力なタイプだ。

そして突っ張り棒をウーファーの穴に入れ、中に入ったミニカーに両面テープをくっつけて救い出すという作戦だ。

その作戦は見事に成功し、息子のお気に入りである三ツ矢サイダーを4本買うと貰えるおまけのミニカーは救出できた。これが大人の知性による行動だ。大人は身体だけでなく頭も使って子どものために行動するのである。
これで解決した方思ったが、ウーファーを持ち上げると、なかからカラカラと音が鳴る。ミニカーは救出したはずなのに。
試しにもう1回、2回と両面テープを貼り付けた突っ張り棒をウーファーの穴に入れてみる。

ミニカーは3台入っていた。予想外である。1台だけという思い込みをしていた。子どもの行動は自由すぎるということを、忘れないようにしないと......。

