息子も知らぬまに時を過ごしたのかなあ。
産まれたての時は全然生えていなかった頭髪は、時を経てずいぶんフサフサになった。女の子に間違えられるぐらいに長髪にもなっている。
ふさふさの長髪もかわいいのだが、 息子は髪の毛が邪魔で仕方がないのだろう。 髪が顔にかかるのを嫌がり、髪をかきあげたり手で顔をかくことが増えてしまった。

↑はじめしゃちょーを観て喜んでいる長髪の息子
息子は今まで散髪したことがなかったので、そろそろかなと思い、髪を少し短くした。
息子が寝ているうちに親が短く切り揃えてあげようかとも思ったが、変な髪型になっては申し訳ないし、自分も妻もハサミを使うことに慣れてはいない。ここはプロに任せて安全に綺麗に切ってもらおうと決めた。
とはいえ多くの美容室や理容室では何をしでかすかわからない2歳児を、簡単には受け入れてはもらえない。大人しくできる年齢の子どもならばいいが、2歳の息子は好きなもを見つけると触りたがるし、走れそうな場所があれば走るし、舐めれそうなものがあれば舐める。大人の髪を切るよりもずっと大変だろう。
そんなことを考え悩んでいたところ、自分の両親つまりは息子にとっての祖父母が、実家近くに小さな子どもを受け入れてくれる美容室を見つけてくれた。ちょうど実家に行くタイミングで、息子の髪を切ってもらうことになった。
その美容室は小さな子どもの髪も普段から切ってはいるらしいが、2歳児の髪を切ることは初めてだったらしい。
美容室に貼ってあったポスターチラシに「小さな子どもの髪も切ります」と書いてあったが、ある程度の分別がつく子どもを想定していたのだろう。だが美容師さんは「試しに挑戦してみましょう!」と、受け入れてくれた。息子で2歳児の散髪に初挑戦してくれるらしい。美容師さんのスキルアップに息子は貢献することになった。
予想通りではあったが、息子は暴れる。子どもの用の椅子を用意してくれたが素直に座ってはくれないし、美容室に置かれたありとあらゆるものに興味を持ち、そちらに向かおうとしたり、触ろうとしたりする。このままでは息子の髪を切ることができない。
これは無理かと思っていたが、美容師さんが「試しにお父さんが息子さんを抱っこした状態で座ってもらえませんか?」と言った。
その指示に従い息子を抱えて椅子に座ると、息子は周囲をキョロキョロ気にしつつも、抱っこされたままの状態で大人しくなった。
その状態でPhoneでお気に入りのはじめしゃちょーの動画『トイザらス貸し切って100万円でおもちゃ買いまくってみた。』を見せてあげると、画面に釘付けになり動かず静かになった。 これならば髪の毛を切ることができる。
息子は動画に夢中で髪を切られても全然気にしない。たまに切り落ちた髪の毛が顔につくと不可解な顔をして首を動かすが、基本的には大人しく髪を切らせてくれる。

美容師さんの機転と工夫のおかげだ。やはりプロはすごい。
息子の髪は短く綺麗に切り揃えられた。 この長さと毛量ならば髪の毛を邪魔に思うことはないだろう。短い髪型もなかなかに似合っている。

髪が短くなってもたまに髪をかきあげる動作をしていたが、それは動作が癖になっているのか、髪を切られたことに気づいていないのか、どちらなんだろう。
鏡に映った自身の姿を見た息子は、鏡を二度見して「見慣れない子どもが写っているけど誰だ.....?」と思っているかのような、不思議そうな表情をしていた。
息子は新しい髪型を気に入ったのだろうか。思い描いたとおり?ちょっと違う?