この子の未来にただラブソングを

むらたかもめの子育てブログ

息子が生まれて初めて桜を見た時の反応について

息子は今年、初めて桜を見た。

 

去年の今頃は生後5ヶ月だったので、近所の買い物や保育園の送り迎えぐらいしか外出はしなかった。その通り道には桜の木がないので、去年は桜を見るタイミングを逃してしまったのだ。

 

息子は1歳5ヶ月になり、歩き回ったりお出かけすることが大好きな子どもになった。感情表現も上手になって、様々な物事への興味も強まっている。草木や車や電車など日常に存在するものへも興味津々で、見かけると指さして「あった!」と言う。そんな息子が桜を見たら、何を思うのだろうか。

 

家から少し離れた場所に小さな公園がある。そこには数本だけ桜の木が植えられている。桜の名所ではないけれど、人は少なくて穏やかな場所だから、息子を連れていくにはピッタリだ。そこで桜を見せてあげようと思った。

 

だが息子は桜に興味を示さない。「なんか咲いてるな」と桜の木を見上げはするものの、すぐにこちらを見て「腹が減った!」と言っているかのように叫ぶ。

 

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息子は満開の桜よりもご飯に夢中で、満面の笑みで「うまー!」と言う。食事に対する感情表現は、1歳とは思えないほどに上手い。彼にとっては“花より団子”なのだろう。

 

食べ終わると「ベビーカーから降ろせ!」と言っているかのように叫ぶ。要望に応えて降ろしてあげると、満面の笑みで「へへw」と言って公園内を四方八方を歩き回る。

 

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公園の外周を一回りしたり、段差を「よいしょっ」と上がったり、遊具で遊んでいた年上の子どもに近づいたり、楽しそうに公園内を散歩していた。

 

やはり息子は桜など目もくれない。彼にとっては“花より散歩”なのだろう。

 

まだ1歳の子どもには、桜の美しさが理解できないのかもしれない。「美しい」という感情を知り、それに感動を覚えるようになるのは、来年なのか、再来年なのか、さらにその先なのか。いつか一緒に「桜が綺麗だね」と言い合えたらいいな。

 

遊び疲れた息子は「がっこ!」と言って、こちらに腕を伸ばしてくる。これは最近抱っこして欲しい時に言うようになった言葉だ。彼はまだ「だっこ」の発音が難しくて言えないのである。

 

抱っこされた息子は「ふふw」と言って満足げに笑う。当然ながら桜など目もくれない。彼にとっては“花より抱っこ”なのだろう。