この子の未来にただラブソングを

むらたかもめの子育てブログ

息子に少しだけムカつく

息子がコールアンドレスポンスをしてくれるようになった。

 

最近は「だぁ」が口癖なのだが、親が先に「だぁ」と言うと、その後に続けて「だぁ」と同じように言ってくれる。ROCK IN JAPAN FESTIVALの観客かのように、元気なレスポンスだ。

 

大人の動きを真似することも増えた。こちらがバンザイをすると同じように両腕をあげるし、手拍子をすれば同じように手を叩く。TOKYO IDOL FESTIVALの観客かのように、ノリノリな振りコピである。

 

逆に自身の動きや声を親に真似されると、それに対して満足気な笑顔を見せて「へへへw」と笑う。自分の行動に反応してもらえると嬉しいのだろう。アーティストになった気分なのかもしれない。

 

ついこの間までの息子は「動物としての反応」が多かった。お腹が空いた時に泣いたり、眠くなった時に目を擦りながら叫んだりと。「内省的な行動」も多かった。壁に向かって突然叫んだり、おもちゃで遊びながら呪文のような言葉を発するような。

 

それは感情の表現方法が自分主体で、周囲のことを気にしていない反応や行動である。

 

それが大人の言葉に反応し、他者に向けて感情を表現ような「コミュニケーション」もするようになった。自分の中の感情を行動によって他者と共有し、他人の感情を汲み取り反応で応えようとしている。

 

どうやら保育園でも同じように保育士さんや他の園児に反応し、コミュニケーションを取っているらしい。生まれてからの11ヶ月で、人間が他者と生きていく上で大切なものが何かを、早くも理解できたのだろう。

 

しかし息子は気まぐれだ。毎回必ずこちらの行動に反応してくれるとは限らない。親が「だぁ」と言っても無反応で「何やってんだ?こいつ?」とでも言いたげな顔で「ふっw」と鼻で笑うこともある。たまに「面白くねえしうぜえんだよ!」とでも言いたげな感じに泣き叫ぶ。息子だとしても、少しだけムカつく。

 

だがこれもコミュニケーションであり、人間としての感情が生まれた証拠だ。「俺の気分が乗らない時に絡まれてもウザイ」という感情を、態度でしめしているのだから。少しだけムカつくけれど、これも息子にとっての成長である。喜ばしいことだ。

 

息子よ。どうかこれからも周囲の人たちを喜ばせたり、親や家族をムカつかせたり、色々な感情をコミュニケーションで表現してくれ。