この子の未来にただラブソングを

むらたかもめの子育てブログ

息子が一歳になった

息子が前回の検診から、身長が20cm伸びた。検診する毎に成長を感じるのだが、今回が最も大きく背が伸びていた。

 

身長が伸びたということは、それだけ身体的に成長したということだ。行動方法は変化していき、行動パターンの種類も増えてきた。それも前回の検診の時と比べると、大きく変わった部分だ。

 

10月からは当然のように、スムーズに二足歩行するようになった。部屋の中で興味があるものを見つければ手に持って、それを満足気な表情をしながらベビーサークルの中に持っていく。自分の住処ベビーサークルだと思っているのだろう。

 

ベビーカーに乗っている時の姿勢も変化した。これまでは仰向けに寝た状態で乗っていた。それが上半身を持ち上げ座った状態で乗るようになった。ベビーカーのフロントガードに両手を置いてドヤ顔をして前を向く。まるで「俺がベビーカーを運転しているぜ」とでも言いたげな態度だ。

 

脳みそも成長しているのだろう。「言葉の意味を理解している?」「もしかして喋っている?」と感じることも増えた。

 

例えば離乳食をあげる時。準備をしている時から、立ち上がって台所を見る。そして「まんま。まんま。まんま」と連呼する。食べ物への愛と欲望がすごい。これは食べ物を「まんま」と呼ぶべきものと理解したから、連呼しているのだろう。彼の初めて喋った言葉は、晴れて「まんま」となった。

 

初めて喋った言葉が「まんま」になるほど、彼は食事が好きらしい。離乳食を用意が少しでも遅くなると、「まんまあああまぁぁぁぁあああ!!!」と叫びながら顔を真っ赤にして泣く。でも食べさせた瞬間に泣き止み笑顔になる。食べ物への愛と欲望がすごい。

 

食べ終わったらいつも空になった器を見せて「ごちそうさま」と言ってあげているのだが、どうやら食事を終えた時に言う言葉だと理解したようだ。「ごちそうさま」と言った瞬間にこの世の終わりかのように泣き叫び、地面にひれ伏し転がる。食べ物への愛と欲望がすごい。

 

とはいえ執着はそれほどないらしい。おもちゃを見つければ遊び始める。音が鳴ることが面白いようで、ブロックや輪投げの輪をぶつけ合わせたり床や壁に叩きつけて、暴力的な打撃音を出して嬉しそうに「へへwww」と笑う。

 

小さなピアノのおもちゃもあるのだが、綺麗な音色を奏でるよりも、暴力的な打撃音が好きなようだ。ピアノも床や壁に叩きつけて打撃音を出し、やはり「へへwww」と笑う。遊び方が違う。ピアノよりもドラムを与えるべきだった。彼はYOSHIKIやピエール中野が好きかもしれない。

 

このように最近の息子は動物として生きるための本能的な行動よりも、人間だけが持っている感情に基づく行動が増えた。そう言った意味で「人間らしくなってきたな」と思う。

 

11月で息子は一歳の誕生日を迎えた。

 

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まだ一年しか経っていないのかという驚きと、もう一年も経ったのだという感慨深さを、同時に感じる。この一年で自分の生活は大きく変わった。大変なこともあったけれど、それも含めて楽しくて喜ばしい日々だったと、心の底から思う。

 

一歳を迎えてから息子は、多くのスキンシップを求めるようになった。特に何があったわけでもないのにこちらに笑顔を向けて、よちよちと歩いて抱きついてくる。そして膝の上に乗って座る。

 

それは産まれた時から続いた自身の生物としての本能や欲望を満たすことを求め、泣いて抱っこを求める様子とは違う。甘えてスキンシップを取ろうとしているように見える。きっと息子なりの愛情表現なのだろう。今では人見知りをするようになってしまったけれど、その分両親や保育園の先生などには、目一杯のスキンシップを取るようになった。

 

とても人間らしい行動を息子は取るようになったと思う。彼は人間としてしっかり生きているのだ。子どもを育てるという気持ちだけでなく、一人の人間として尊重する気持ちも持って息子と接しなければ。

 

一歳になり生物としてだけでなく人間として成長した息子を見て、そんなことを改めて思う。

 

当然ながら自分も同じように年を取っている。親だって一年ごとに、きちんと成長しなければならない。息子はものすごく成長しているのに、親が成長ないのは情けないではないか。

 

一歳の誕生日、おめでとう。どうか元気にすくすく育って、二歳を迎えられますように。