この子の未来にただラブソングを

むらたかもめの子育てブログ

保育園に通い始めて1年経った感想

息子が通う保育園では子どもの年齢ごとに担当の先生がいて、年齢ごとに分かれて世話をされている。だが1歳半の息子はたまに2歳児に混ざって行動しようとするらしい。

 

昼ごはんの時間に混ざろうとすることが多いそうだ。2歳児を担当している先生が「椅子に座りましょう!」と言ったら、2歳児の子どもと一緒に椅子に座ろうとしたりと。

 

新年度が過ぎて0歳の園児が増えたことで、自分が少しだけお兄さんだと理解して、そこから発展して、自身を2歳児だと勘違いしているのだろうか。そういう子は息子以外にもたまにいるらしく、毎回というわけにはいかないとしても、子どもの意志を尊重して違う年齢の子と一緒に世話をしてくれるらしい。だから息子は2歳児の子どもたちと一緒に過ごすことができている。保育園の対応には頭が下がる思いだ。とても有難い。

 

この間まで息子は自分から椅子に座ることができなかった。むしろ椅子に座ることを嫌がっていた。食事をする時も立ち食いだった。じっとしていることが嫌いなのだろう。

 

それが2歳の子たちと行動を共にするようになってから、自宅でも食事の時は自ら椅子に座れるようになった。しかも率先して部屋にある椅子を探して、彼なりの定位置まで持ってきて座る。ご飯は椅子に座って食べるものだと理解したようだ。

 

最近の息子はなかなかに綺麗にご飯を食べる。自ら器とスプーンを持って米粒ひとつ残さず食べ、上手に口までスプーンで食べ物を運ぶ。こぼす量はだいぶ減ったので、ここ最近での最も大きな成長だ。2歳児の子どもが食べる姿を見て、上手に食べる方法を学んだのかもしれない。

 

0歳の頃から保育園へ通わせると、たまに「そんな小さいうちから保育園なんて可哀想......」と他人から言われる。たしかに親と一緒の時間が減ってしまうことで、寂しい想いをさせることはあるかもしれない。

 

それでも自分は息子を0歳から保育園に通わせて良かったと確信している。家族だけとしか関っていなかったとしたら、息子はここまでたくさんのことを、こんなにも早く覚えることはできなかったと思う。自宅とは違う場所で過ごし、家族とは違う人と関わることによって得たものが、確実に存在する。

 

それに先生の話を聞く限りは、息子は保育園で他の園児と一緒にのびのびと日々を過ごしているようだ。寂しさよりも楽しさを感じているのだと思う。一緒に遊ぶ友達もできたようだ。それが何よりも良いことだし、それだけでも保育園に通う価値があった。

 

逆に家族との関わりによって覚えたこともたくさんあるようだ。

 

先日保育園の先生に「いつの間にかこんなこともできるようになったんですね!」と言われた。それは父親である自分が迎えに行った時に「パパ」と言ってこちらを指さした時だ。息子はいつのまにか「パパ」という言葉が何を示すものなのかを理解していた。これは保育園ではなく家庭の中で覚えたことだと思う。

 

大人が教えようと意気込む必要はないのかもしれない。学べる環境を用意することと、しっかりと大人が関わることが必要で大切なのかもしれない。そうすれば子どもは自然と吸収し、覚えて学んで行くのだろう。